火傷治療の基礎・応急処置について

火傷の重症度は、深さと範囲の広さで決められます。火傷の深さは、1度熱傷、2度熱傷、3度熱傷に分けられています。このうち、自分で処置できるのは1度熱傷と、浅い2度熱傷だけです。1度熱傷とは、日焼けのこと。

表皮のみの損傷で、数日で自然に治り、火傷の跡も残りません。2度熱傷は、真皮上層までの損傷です。痛みが強く、赤みや水ぶくれができ、その中で浅い1度と深い2度に分けられます。3度熱傷とは、皮膚全層の損傷です。

痛覚が失われて痛みはありません。肌の表面は壊死し、火傷跡はケロイド状に残ることも。火傷をした場合は、まず、冷たい水で、痛みがなくなるまで患部を冷やします。このとき、患部に直接流水を当てるのではなく、少し上の部分から当てるようにします。

また、衣服を着た状態で火傷を起こした場合は、衣服の上から冷やすようにします。水道水がかけられないときは、冷やしたタオルを患部にあてるのも効果的です。広範囲な火傷の場合は、火傷の部分は冷やし、体全体は保温します。火傷のために体温調節がうまくいかなくなるためです。

シーツや毛布などを体にまいて、救急車が来るのを待ちましょう。重症の場合は、主に形成外科のある総合病院で、火傷治療がおこなわれます。広範囲の火傷を負ってしまうと、皮膚のバリアがなくなり、細菌に感染しやすくなります。それにより、合併症が引き起こされることもあります。

また、深い火傷の場合には、植皮が必要なこともあります。このような火傷治療には、早くても数ヶ月、一般的には年単位と長い時間が必要となってきます。火傷の状態は日々変わります。状態にあわせて正しい火傷治療を受けることが大切です。

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