手外科とはどのような外科なのかについて

手外科とは、手を中心に肘を含めた腕までを専門とする診療科です。手のけがや病気の治療というと、普通は整形外科を思い浮かべる人が多いでしょう。たしかに分野でいえば、整形外科の中に入るのですが、手は人間の体の中でも最も精密な構造を持つ運動器官です。その精密で繊細な手の神経、腱、血管、靭帯、骨を扱うには、従来の整形外科の概念から離れて、手という特殊な器官を十分に理解し、本来手が持っている細かい機能を再建するという高度な技術が求められます。

ですから、手外科というのは立派に独立している専門分野だといえるでしょう。手外科の専門医制度はまだ歴史が浅く、2007年に初めて発足しました。それまでにも手を扱うという診療はあったのですが、呼び方は「手の外科」という呼び方でした。専門医制度が始まり、2009年には学会の名称も「日本手外科学会」に変わりました。

この科ではどのような治療が行われているかというと、腱鞘炎や変形性関節症、手根管症候群などがあげられます。また。一般の整形外科で手術を受けたがその後経過が思わしくないという人なども治療に訪れることが多いようです。手外科専門医の認知度はまだまだ低く、医師の数も全国でやっと800人を超えたぐらいです。

ですから、まだ全国どこでも専門医にかかることができるというわけではありません。都市部にはかなり多くの専門医がいますが、この先都市部以外にも専門医が増えていくことが期待されています。

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